物流現場の無人化支援
三菱ロジスネクストとハクオウロボティクスの両社は8月28日、ハクオウロボのウォーキー型自動フォークリフト「AutoFork」(オートフォーク)の販売協業に関して業務提携を締結したと発表した。
9月1日以降、全国の三菱ロジスネクスト販売店を通じて自動フォークを販売する。
AutoForkは小回りが利き、操作性に優れた三菱ロジスネクスト製のウォーキー型リフト「コーターリフト」をベース車体に採用し、ハクオウロボ独自の自動化機能を搭載。納入当日から自動搬送が可能となる簡易なセットアップ機能や、有人・無人の切り替え機能を持たせている。
機体右側面にパレット認識用のセンサーを搭載。並べて置かれたパレットを走行中に検知、認識する。パレットの位置と個数を把握すると同時に、フォークをパレットの穴に差し込む角度と走行経路を計算し、効率的にアプローチする。複数のパレットを一度に認識できるため次の作業への移行がスムーズで、搬送効率を高められると見込む。
両社は販売面でも連携し、AutoForkの普及を後押しして物流現場の自動化推進をサポートする。
「AutoFork」(両社提供)
【AutoForkの仕様】
誘導方式 | レーザー誘導 |
最大荷重 | LC500 mmの場合:570 kg |
走行速度 | 負荷時:4.5 km/h 無負荷時:5.0 km/h |
揚高 | 1,490 mm |
車両重量 | 1,000 kg |
充電器(単層100V) | 搭載型 1.6 kVA |
直角積付通路幅 | 3,000 mm |
直進搬送通路幅 | 1,400 mm |
安全装置 | 周囲360°障害物センサー、バンパー接触センサー、 タイヤガード接触センサー、爪先センサー、緊急停止ボタン |
プレイバック機能
高精度制御
複数パレット一括認識機能
必要旋回範囲
(藤原秀行)※いずれも両社提供