3900坪、首都圏と東北エリアの結節点に
3PL事業などを手掛ける新開トランスポートシステムズは、福島県二本松市で新たな物流拠点を開設する準備を進めている。竣工は今年10月の予定で、精密機器の保管・搬出入などに特化した拠点として運営することを想定している。
東北自動車道の二本松ICから約4km(車で約7分)と近接し、幹線道路の国道4号にも隣接している。同社は既に仙台市や岩手県一関市、秋田市など東北エリア一帯に拠点を複数展開、物流サービス提供に注力している。二本松市にも拠点を置き、首都圏と東北エリアの結節点として、精密機器メーカーなどの物流ニーズに対応していきたい考えだ。
新拠点は鉄骨造の地上3階建て、倉庫部分と事務所を合わせた延床面積は約3900坪。3.5tの貨物用エレベーター2基、テーブルリフター3基、ドッグレベラー1基をそれぞれ備え、トラックは14台まで収容可能。海上コンテナの接車・荷役にも対応する。
就労環境改善のため、倉庫の2・3階は空調設備を完備する。セキュリティー設備に万全を期しているほか、IT機器のパーツ保管やキッティング、組み立て・製造、包装設計・梱包など幅広い領域を包括的にカバーできるようにする。
新拠点のイメージ(新開トランスポートシステムズ提供)
(藤原秀行)