100%出資現法設立、サプライチェーン全般で物流サービス提供目指す
セイノーホールディングス(HD)傘下で精密機器の輸送などを手掛けるMDロジス(旧三菱電機ロジスティクス、昨年10月にセイノーHDが子会社化)は9月9日、インドに進出したと発表した。
100%出資の現地法人「MD LOGIS CORPORATION INDIA」(MDLI)をインド・チェンナイに5月21日付で設立、9月に倉庫オペレーションを中心とした現地物流サービスの提供を開始した。
主要荷主がインドで新たに建設する製造拠点で完成品や部材の在庫管理、保管、ピッキング、出荷までの物流業務全般を一貫して担う。
MDLI本社(MDロジス提供)
今後も人口増加が見込まれ、製造・消費の両面で成長が期待されるインド市場で事業基盤を着実に築きたい考え。
主要荷主の物流業務にとどまらず、将来はその他企業への外販による事業拡大も視野に入れ、現地の制度に沿って安定的に業務を続けられる体制を整備する。
今後はセイノーグループ各社と連携し、インド国内における倉庫・輸送・通関・国際輸送を組み合わせたサプライチェーン全般で物流サービスを提供していくことを目指す。
(藤原秀行)