「条件の一部で合意困難」と説明
AZ-COM丸和ホールディングスは9月25日、岡山を地盤とする運送会社の山本水産輸送(岡山市)の買収を撤回すると発表した。
今年8月、山本水産輸送の全株式を10月1日付で農林中央金庫(農林中金)系の投資会社、農林中金キャピタルの投資ファンドから取得する方針を開示していた。
AZ-COM丸和は「株式譲渡契約の実行に必要な条件の一部について、株式取得予定日(の10月1日)までに合意することが困難であるとの結論に至った」と説明。具体的な内容については触れていない。
山本水産輸送の買収でAZ-COM丸和は3PLや低温物流の事業基盤を強化することを想定していた。
(藤原秀行)