物流など展開想定
長野県を中心に交通や観光、小売などの事業を展開するアルピコホールディングス（HD）とエアロネクストの両社は9月30日、ドローンを活用した新たな物流サービスの開発などを進め、地域経済の活性化を図るための資本・業務提携を9月29日付で締結したと発表した。
具体的な出資の比率や金額は開示していない。
（両社提供）
アルピコグループは2023年9月に新規事業としてドローン事業を立ち上げ、既存事業とのシナジー創出により、地域課題の解決や豊かな地域社会の実現を目指している。
同じく23年9月に、アルピコグループとエアロネクストグループは、茅野市蓼科地区の別荘地エリアで、新しい食品・日用品配送サービスの構築を目指し、インターネットスーパーと連携したドローン配送の実験実証を展開。さらに、今年1月にはセイノーHDと、ドローンなど先進技術を活用して地域の物流機能維持を図る「新スマート物流」の長野県全域への拡大や新スマート物流を通した地域課題の解決と地域経済の活性化を目的とする業務提携で合意した。
今回の提携は両社のアセットと強みを融合、補完し合うことで、新たなサービス開発を通じて地域や社会の課題解決を図り、両社の関係性を強化する。
（藤原秀行）
