全国規模で、工場やホテルからの排出分活用
日揮ホールディングス(HD)とレボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGY、グループで食品事業などを手掛ける武蔵野ホールディングス(埼玉県朝霞市)の4社は9月30日、環境負荷の低い航空燃料SAFの原料調達で連携すると発表した。4社で基本合意書を締結した。
武蔵野HDのグループ会社が運営する工場やホテルで使った廃食用油をSAFの原料として活用する。併せて、武蔵野HDとして国内資源循環による脱炭素社会実現を目指すプロジェクト「Fry to Fly Project」に賛同、参画することも決めた。
(プレスリリースより引用)
武蔵野グループは食品製造、物流、ホテル、スポーツ事業を展開。特に食品事業は大手コンビニエンスストア向けに日々、デイリー品の製造・納品を手掛け、CO2削減や環境対策にも注力している。
今後、武蔵野グループが運営する工場やホテルが排出する廃食用油を、年間およそ46万リットル提供してもらう予定。年間で最大約36.8万リットルのSAFを生産することが可能で、CO2削減効果は1,000t-CO2に達するとみている。
(藤原秀行)