旧住友信託銀や帝石にも在籍
米系不動産サービス大手ラサール インベストメント マネージメントは10月1日、アジア太平洋地域の投資戦略・リサーチグループの共同責任者に佐久間誠氏、エドアルド・ゴラブ氏が就いたと発表した。
佐久間氏は東京に、ゴラブ氏はシンガポールにそれぞれ拠点を置いて活動する。
ラサールは今回の人事に関し、リサーチ・分析機能をグローバルに強化する戦略の一環と説明。「地政学的リスクや破壊的イノベーションといった新たな市場リスクと、収益機会に対応するための、高度なデータ分析を投資判断に組み入れることで、投資パフォーマンス向上に寄与し、世界各国のお客様に価値ある知見を提供することができる」とアピールしている。
佐久間氏は2019~20年にラサールに在職。投資戦略・リサーチ部門で日本と韓国の不動産市場に関する投資戦略の立案、市場見通し、リスク分析を担当。その後、ニッセイ基礎研究所の主任研究員を経て、ラサールに再び参画した。
住友信託銀行(現三井住友信託銀行)や国際石油開発帝石(INPEX)での職務経験もあるという。
ゴラブ氏はラサールの7年間(在籍期間の大半でグローバル投資戦略のリサーチを担当)も含め、約16年間にわたってグローバルで不動産リサーチの経験を有している。
佐久間氏は東京を拠点として、主に日本の投資家に日本の不動産市場に関する業務や、グローバル市場の知見を提供する。ゴラブ氏はシンガポールで日本以外の不動産市場を担当する。
(ラサール提供)
(藤原秀行)