エンタメ事業のLANDが新潟地盤のトキエアに出資し航空事業領域へ参入、ホリエモンが取締役に

エンタメ事業のLANDが新潟地盤のトキエアに出資し航空事業領域へ参入、ホリエモンが取締役に

新たな小型航空機開発も

エンターテインメント関連事業を手掛けるLANDは10月9日、新潟県を地盤とする地域航空会社のトキエア(新潟市)の株式32.34%を取得し航空事業領域へ参入したと発表した。

また、6月1日付で実業家の堀江貴文氏をトキエアの取締役に迎えたことなども公表した。




トキエアの新経営陣ら

LANDは「新潟を地方創生のモデル都市に」をテーマを掲げ、地方創生・産業再生・グローバル展開の3本柱によるロードマップを発表。エンターテインメントと地域創生を融合したハイブリッド型地域航空会社を目指すと説明している。

トキエアは今後、首都圏路線を外し、地方と地方を直接つなぐ路線展開を進める方針を表明。燃料費をはじめとする変動費の競争力に優れたターボプロップ機(プロペラ機)を活用し、他社が撤退を判断する地域でも「参入の基準」が可能との見解を示した。

また、法人向けチャーターアプリの提供を開始することも発表。新潟・名古屋・神戸・札幌(丘珠)を起点に、地方間を自由に結ぶ新たな空のモビリティとして展開していく考えだ。

堀江氏は2026年2月に「神戸―隠岐島―壱岐―神戸」を巡る離島ホッピングツアーの開催を計画している。

新潟を起点としたスーパーアプリ構想「TOKILAND」(トキランド)を発表。「新潟の暮らしを、日本一便利に。」を掲げ、一次交通から二次交通、病院・レストラン予約、決済・マイレージ・ポイント連携まで、生活インフラをワンストップで統合することを目指すという。




TOKI PASS

さらに、LANDとトキエアは LSA(Light Sport Aircraft/小型航空機)開発の実証実験を始めることも明らかにした。”Crafted by Tsubame-Sanjo”のスローガンを掲げ、燕三条を拠点に開発・製造を行い、米市場への展開を目指す。


イメージパース

(藤原秀行)※いずれもLAND提供

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