年間約3tの食品ロス削減見込む
セイノーホールディングス(HD)は10月10日、傘下の九州西濃運輸(福岡市)が、九州で太陽光発電事業を手掛けるリフェコ(同)と組み、福岡市動物園(同)と連携して廃棄青果物を動物の食料に再利用する取り組みを10月9日に始めたと発表した。
九州西濃運輸がコストコ久山倉庫店(福岡県久山町)で発生した、販売不可の廃棄青果物を福岡市動物園へ輸送し、リフェコが輸送費を補助している。週1回、3ケース程の青果物の配送を予定している。年間で発生する約3t(ゾウ1頭の30日分の餌量に相当)の青果物ロス削減に貢献できると見込む。
九州西濃運輸とコストコ久山倉庫店は今年2月、廃棄青果物を長崎県西海市の動物園「長崎バイオパーク」へ輸送する取り組みを開始した。今回の取り組みは2例目のフードロス削減事業となる。
初回の配送では、バナナやオレンジなど、動物たちが好む青果物が届けられました。
青果物が入ったコンテナを運ぶトラックドライバー
美味しそうに食べるアジアゾウのあおくん
(藤原秀行)※いずれもセイノーホールディングスなど提供