11月以降に30台、人間と協働しピッキング作業サポート
物流支援ロボットの開発を手掛けるスタートアップ企業のGROUND(東京)は7月25日、物流施設内のピッキング作業を支援する自律型協働ロボット「AMR」を、ファッション・アパレルのECシステム開発などを手掛けるダイアモンドヘッド(同)に国内で初めて納入すると発表した。このほど両社で正式に契約を締結した。
ダイアモンドヘッドが今年11月から、千葉県柏市の「GLP柏」5階に展開している「柏物流センター」(1179坪)に30台を導入する計画。
AMRは搭載したセンサーなどで周辺の環境を把握し、ピッキングすべき商品が収められた棚へ、最適なルートを自分で判断して自律走行。スタッフはAMRが止まった場所でピッキングを順次済ませていけば適切に作業を終えられる。庫内のレイアウトや作業オペレーションの大幅な変更なしに導入できるのが強みだ。
現場でのAMR活用イメージ(GROUND提供)
(藤原秀行)