Mujin、製造・物流現場向けに重量物搬送可能なAGVの新モデル2種類を発売

Mujin、製造・物流現場向けに重量物搬送可能なAGVの新モデル2種類を発売

800kgのセーフィー機能付きと1500kg、多様なニーズに対応

Mujinは10月22日、同社のAGV(無人搬送ロボット)シリーズ「MujinAGV」の新たなモデルを発売したと発表した。

可搬重量が800kg、1500kgの2種類。製造・物流現場で重量物の搬送を省力化したいとのニーズに対応する。



Mujinは特定のエリアだけに絞らず、全体が連動した自律的な自動化を実現できるようにすることを重視。その中核を占めるのが統合自動化プラットフォーム「MujinOS」と、モバイルロボット「MujinAGV」。

今回のラインアップ拡充は、スモールスタートから全体最適までカバーすることを視野に入れており、段階的な自動化を推進したい企業の多様な搬送の需要をカバーできると見込む。

・800kg可搬 セーフティーモデル
標準モデルに加えて、産業安全規格(ISO3691-4)に準拠したセーフティー機能を強化。人と機械が共存する現場でも高い安全性を確保しながら、ピッキングや組立ラインなど人との協働領域での柔軟な搬送を実現できると想定している。

・1500kg可搬モデル
既存の800kg/1000kg可搬モデルを上回る高耐荷重設計を採用。大型パレットやバッテリーなどの重量部品などの搬送に適応し、生産ライン間の重量物搬送や倉庫の自動化領域をさらに広げられると見込む。

MujinAGVは、これまでに国内の完成車メーカーや自動車部品メーカーなどに1500台以上を納入。東京本社に加えて愛知・三河エリアにも専任チームを配置し、地域密着での技術サポートを強化している。トヨタ紡織や三五などが取り扱っている。

今回の2モデルは、MujinAGVラインアップ拡充の第1弾と捉えており、今後も新たなタイプの開発を視野に入れている。



(藤原秀行)※いずれもMujin提供

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