ホテル配送や荷物受け取りなどのサービス提供
多機能ロッカー「マルチエキューブ」を運営しているJR東日本子会社のJR東日本スマートロジスティクスと東急の両社は10月23日、マルチエキューブを東急線の4駅(渋谷、駒沢大学、武蔵小杉、大岡山)に順次設置すると発表した。
マルチエキューブは通常の預け入れ利用に加え、専用ウェブサイトから事前の利用予約も可能。渋谷駅では東京23区内と千葉県浦安市内の宿泊先ホテルへ荷物の当日配送が可能な「ロッカーホテル即配サービス」を10月25日以降にスタートし、手ぶら観光を後押しする。
武蔵小杉駅では地域・社会のインフラの機能を担っている駅でニーズの高い荷物の受け取り・配送サービスを順次提供し、鉄道ユーザーらの利便性向上を図る。
これまで東急は、駅構内を中心にコインロッカーの設置を推進してきたが、近年はEC市場拡大や観光需要回復、アフターコロナにおける生活様式の変化に伴い、荷物の預け入れにとどまらず、受け取りや発送といった多様なニーズが高まっているのを考慮、マルチエキューブを活用することにした。
観光客による手荷物の預け入れや、ホテルへのキャリーケース配送によるスムーズな観光体験創出など、駅を起点とした新たなサービス体験の提供も目指す。
さらに、マルチエキューブを介して駅での荷物受け取りを促進することで、配送の効率化にもつなげる。
設置概要
設置場所(台数) |
<田園都市線> 渋谷駅 地下2階A4出口階段付近 (1セット31口) 駒沢大学駅 改札内精算機付近 (1セット14口) |
<東横線・目黒線> 武蔵小杉駅 南口改札外ATM付近 (1セット24口) 南口改札外東急ストア付近 (1セット24口) |
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<目黒線・大井町線> 大岡山駅 改札内トイレ横 (1セット21口) |
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営業開始日 |
渋谷駅 10月24日(金) 武蔵小杉駅 11月1日(土) 駒沢大学駅 11月7日(金) 大岡山駅 11月15日(土) |
利用者 |
一般(登録なし)・マルチエキューブ会員 |
営業時間 |
始発~終電 |
預入利用料金 |
SS:300円 S:500円 M:600円 L:900円 |
ホテル即配サービス 利用料金 ※3 |
S:2,500円 M:2,6000円 L:2,700円 |
決済方法(予定) |
交通系ICカード ・ QRコード ・ クレジットカード |
(藤原秀行)※いずれも両社提供