コメリが「2024年問題」対応で納品受付専用アプリ開発、センター待機時間を5分の1に短縮

コメリが「2024年問題」対応で納品受付専用アプリ開発、センター待機時間を5分の1に短縮

和歌山・橋本の新拠点は26年春の稼働開始予定

コメリは10月28日に開示した2025年度第2四半期(4~9月)決算短信で、重点施策の展開状況を報告した。

この中で、物流に関し、現在の「関西流通センター」(和歌山県橋本市)を同市内で移転・拡張し、2026年春に稼働を始める計画を明らかにした。

新センターについては24年4月、工事に着手したと発表。その際、稼働は25年度の予定と説明していた。あらためて時期について言及した。

新センターは延床面積が約7万9000㎡で、コメリが国内12カ所に展開する物流拠点の中で最大規模となる。省力化・省人化のための新システムを取り入れ、構内作業と店舗作業の効率化を図る。

また、「物流2024年問題」対応の一環として、各センターで納品受付専用のアプリを開発、現場で活用していることも明らかにした。受付の迅速化で納品車両の待機時間をこれまでの平均25分から5分の1の5分に短縮できたという。

同社はECサイト「コメリドットコム」で、注文した商品を身近なコメリ店舗で送料の負担なく受け取ることができる「BOPIS」(Buy Online Pick-up In Store)のサービスを推進。インターネットで注文したユーザーの店頭受取り比率は80%を超えているという。

(藤原秀行)

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