適用範囲拡大狙う
和歌山市は10月31日、「令和7年度和歌山市スマートシティ実証実験サポート補助金活用事業」として、ドローン配送の社会実装に取り組むエアロネクスト子会社のNEXT DELIVERYが和歌山市内でドローン配送の実証実験を11月4日に行うと発表した。
これまで非DID地区(国勢調査結果に基づいて設定する人口集中地区=DID地区=に該当しないエリア)に限られていた「レベル3.5飛行」を、日本出始めてDID地区を含む飛行ルートで実施する予定。エアロネクストが開発してきた物流専用ドローンを投入する。
ドローン配送の適用範囲を過疎地域から都市部近郊を含む幅広い地域へ拡張し、ドローンの事業性向上を図るのが狙い。
レベル3.5飛行はドローンを目視外飛行させる際、機体にカメラを搭載して地上に人がいないかどうかリアルタイムで確認できるようにするなど、一定の条件をクリアすれば実施可能。

和歌山市内の病院から約4km離れた道の駅まで飛行した後、再び病院へ戻ることを想定している。


(藤原秀行)※いずれも和歌山市提供









