海上コンテナ車両の延べ運行稼働台数、初の3万台割れ

海上コンテナ車両の延べ運行稼働台数、初の3万台割れ

前年から12・4%減、東京港周辺渋滞が影響か

東京都トラック協会の海上コンテナ専門部会は7月24日、役員と業務委員を務める計19社を対象とした海上コンテナ車両の運行台数稼働状況を公表した。

2019年3月末時点の累計台数は2万9959台となり、調査を始めた11年以降で初めて3万台を割り込んだ。前年同期(18年3月末)の3万3741台から4182台、12・4%減少した。調査開始の11年3月(3万9181台)と比べると、ほぼ1万台減った。

東京港周辺の深刻な渋滞でコンテナターミナルへの出入りに時間を要していることが車両の稼働悪化につながっているとみられ、あらためてコンテナターミナルでの待機時間縮小などの対策が強く求められている。


稼働台数の推移(東京都トラック協会海上コンテナ専門部会資料より引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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