寺田倉庫の宅配型トランクルーム、法人向けサービス開始

寺田倉庫の宅配型トランクルーム、法人向けサービス開始

販促物やサンプルなどもオンライン管理で効率化見込む

寺田倉庫は11月6日、宅配型トランクルームサービス「minikura(ミニクラ)」で同日、新たに法人向けのサービス「minikura for business」の提供を開始したと発表した。

「minikura for business」は、スペース単位で倉庫を柔軟に利用できる法人向けのトランクルームとして運営。ユーザーはオフィスでかさばる備品や、販促物、長期的な保管・保存が必要な制作物のサンプルなどを、宅配で温度・湿度を管理している倉庫に預けることが可能。



1点から預け入れが可能で、オフィス空間を占有しがちな荷物を外部保管することでワークスペース拡大やオフィスレイアウトの自由度向上につなげられるとみている。

保管品はWEB上で1点ずつ写真付きで管理することが可能。預け入れ・取り出し手続きもオンラインで完結できる。展示会やイベントなど、必要なシーンに合わせて取り出すことにも対応しており、ユーザーの管理業務負担を大幅に軽減できると見込む。

預けたいアイテムの種類や量に応じて、最適な保管環境を選べる2つのプランを展開する。

プラン名

サイズ

利用シーン

保管料

スペース保管プラン

高さ85㎝×幅139cm×奥行115㎝、段ボール約20箱分

備品、制作物のサンプル、販促品など

月額6,600円(税込)~

吊り保管プラン

高さ150㎝×幅150㎝×奥行80㎝、衣服約40着分

アパレルのサンプル品、撮影用の衣装など

月額3,300円(税込)~

スペース保管プランは、スペース内に使用頻度の低い備品、ノベルティ、長期保管が必要な制作物のサンプルやイベント資材などを預けることができる。段ボールに入らない什器や機材なども利用可能。スタートアップから大企業まで、幅広い会社のワークスペース確保に最適とみている。

吊り保管プランは、衣類をハンガーに吊るした状態で保管。1着ずつカバーをかけてほこりから守り、衣類同士の摩擦も防ぐ。アパレルブランドのサンプル品保管や、芸能事務所の衣装管理などの用途を想定している。

(藤原秀行)※いずれも寺田倉庫提供

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