大手食品グループなどへ提供拡大、開発・販売体制強化も
AIロボット開発を手掛けるスタートアップのCloser(クローサー、茨城県つくば市)は12月16日、Angel Bridgeをリード投資家とし、既存投資家のディープコアを引き受け先とする第三者割当増資と、三井住友銀行からの融資を合わせて、プレシリーズAラウンドのファーストクローズで総額4.2億円の資金を調達したと発表した。
Closerは従来のロボットシステムが抱えている導入コストの高さ、設置や設定(ロボットティーチング)の複雑さ、特定の作業にしか対応できない柔軟性の欠如といった課題の解決を図るため、高度なアーム制御や3DビジョンAI、スマートフォン感覚の簡単操作などのソフトウエアを独自で開発、産業用ロボットに搭載することで「高度」かつ「誰でも簡単に」使えるロボットパッケージを提供している。
これまでに大手食品グループ、化粧品医薬品メーカー、包装資材メーカーなどがロボットを採用している。


今回調達した資金は、開発、製造、営業、アフターサポートなどに充当し、事業基盤の強化とサービス拡大を加速させていきたい考え。

(藤原秀行)※いずれもCloser提供









