27年2月竣工予定、需要増踏まえ主軸に
大東建託は12月17日、千葉市若葉区で同社としては初めて冷凍・冷蔵機能を備えた物流施設の開発に着手したと発表した。
地上2階建て、延床面積は7938㎡(2401坪)を計画しており、竣工は2027年2月の予定。これまではドライ倉庫がメーンだったが、需要が旺盛な冷凍・冷蔵倉庫の開発にもスコープを広げていくことにした。2026年度に物流施設開発事業で200億円の売上を目指す。
千葉の案件については、クレド・アセットマネジメントがコンストラクションマネジメント(CM)業務とプロジェクト全体に関するアドバイザリー業務を提供する。
大東建託は2024年度から本格的に物流施設開発に取り組み、栃木県鹿沼市、千葉県柏市、神奈川県寒川町、埼玉県日高市、兵庫県西宮市など、全国で開発を推進。各施設は不動産投資信託(リート)やファンドへの売却を前提としており、主力の住宅事業に加えた新たな収益基盤として、不動産開発事業の中長期的な成長を目指している。
用地選定の際は高速道路のインターチェンジから5km圏内など、配送拠点としての適地を厳選。関東・関西・九州に加え、中部・北陸・東北など地方都市での展開も視野に入れている。
今回の案件は食品関連EC市場の拡大や老朽化した冷凍・冷蔵倉庫の建て替え需要に対応するのが狙い。
今後は冷凍・冷蔵倉庫の開発を主軸に据えるとともに、将来はデータセンターなど新たな用途への展開も検討している。


(いずれもプレスリリースより引用)
| 所在地 | 千葉県千葉市若葉区 |
| 敷地面積 | 22,794㎡(6,895坪) |
| 延床面積 | 7,938㎡(2,401坪) |
| 構造 | 鉄骨造・地上2階建 |
| 着工 | 2025年10月 |
| 竣工 | 2027年2月 |
(藤原秀行)









