【動画】アスクル・岩田氏「地位や立場に恋々とせず、経営から退く」

【動画】アスクル・岩田氏「地位や立場に恋々とせず、経営から退く」

再任反対のヤフーにはあらためて強く反発

アスクルが8月2日に東京都内で開いた定時株主総会で社長再任を大株主のヤフーやプラスの反対で否決された岩田彰一郎氏は総会終了後、報道陣の取材に応じた。

岩田氏は自身と独立社外取締役3人の再任が否決されたことに関し「総会の決議なので結果は重く厳粛に受け止める。本日をもって経営から退く。地位や立場に恋々とすることはない」と明言。少数株主としてアスクルの経営を引き続き注視していく姿勢を示した。

同時に、反対の議決権を行使したヤフーに対し「日本の上場企業、そしてその参加者が守るべきコーポレートガバナンスのルールを無視した。少数株主の皆さんの権利を守ったり、親会社との利害相反を防いだりと本当に重要な役割を果たし、中立的・独立的な立場でさまざまな意見をいただいていた3人の社外取締役(の再任)を否認したのは本当に大きな事件だと思う」と強く反発した。


総会で再任を否決された後に報道陣の取材に応じる岩田氏



併せて、「力が全てであり言うことを聞かないのはつぶす、ということが横行してしまうのが日本の資本市場における大きな危機」と述べ、ヤフーの行動をけん制。同時に、反対の議決権を行使したプラスには「今回のヤフーさんとの共同歩調は極めて残念だが、ロハコにとっては重要な仕入れ先の1社」と語り、これからも取引関係が継続することを強く要望した。

アスクルの新経営陣に対しては「支配株主からの強いプレッシャーに対し、今日の総会で目前にした多くの少数株主や従業員、エージェント、取引先といった方々の顔を思い出し、自分たちの役割を認識して行動することを期待している」と語り、ヤフーに毅然と対応していくことを要望した。

岩田氏は1997年、アスクルの社長に就任。20年以上にわたり、企業向けインターネット通販の成長などに尽力してきた。

(藤原秀行)

月刊ロジスティクス・ビジネス

CTA-IMAGE ロジスティクスの実務家たちのニーズに応える“濃い”情報が本誌の売りです。本誌は書店では販売しておりません。1年12冊19,800円、1ヶ月当たり1,650円で、弊社があなたのお手元に直接お届けします。バックナンバーを無料で公開していますので、その価値をご判断下さい

その他(その他企業・団体)カテゴリの最新記事