ミスミグループとパンチ工業が物流拠点統合、荷待ち・荷役を月間110時間短縮

ミスミグループとパンチ工業が物流拠点統合、荷待ち・荷役を月間110時間短縮

初の3PLサービス開始、自動化設備を活用し持続可能な供給体制構築

ミスミグループ本社とパンチ工業は2月16日、物流拠点を統合したと発表した。

2025年10月にミスミグループがパンチ工業向けに3PLサービスの提供を開始。パンチ工業の物流拠点をミスミ東日本流通センター(川崎市)に統合した。



両社の物量を集約することでスケールメリットを生み出すとともに、ミスミが保有する自動化設備を活用して物流効率を高めるのが狙い。ミスミグループが外部企業向けに物流業務を受託するのは初めてという。

今回の取り組みは両社とSBS即配サポートの3社が展開する「ものづくりBtoB事業_共同在庫管理/輸配送プロジェクト」として、経済産業省の「持続可能な物流を支える物流効率化実証事業(1)物流効率化に資する連携実証事業」にも採択され、2026年1月末に実証事業を完了、倉庫内作業の自動化推進による作業効率向上を実現しているという。


ミスミ東日本流通センターが入る物流施設の外観。ラサール不動産投資顧問などが開発した(ミスミグループ本社提供)

ミスミグループとパンチ工業は2024年10月に資本・業務提携契約を契約。双方のリソースを有効活用し、協力して金属加工・機械部品産業の成長・発展を目指すことで合意している。今回の物流拠点統合もその一環。

業務オペレーションの統合でトラックの荷待ち・荷役時間を月間110時間短縮し、トラック使用台数も1カ月当たり10tトラック216台分を減らせたという。さらに、倉庫内では、棚搬送ロボットや自動計数ピッキングカートなど自動化設備の活用も進めている。

今後は、在庫品の共同購買、商品の相互供給など両社の規模を活用したコスト競争力の強化を進めるとともに、パンチグループの精密加工技術と顧客対応力、ミスミグループのデジタル技術と供給力といった両社の強みを駆使し、成長する海外市場での連携など、協業の拡大も計画している。



(藤原秀行)

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