医療機器製造現場の物流自動化と人材の最適配置目指す
ラピュタロボティクスは2月17日、検体検査機器大手シスメックスグループで機器製造を手掛けるシスメックスRA(長野県塩尻市)が、同市内の新工場でラピュタのピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を導入したと発表した。

シスメックスRAの新工場で稼働中のラピュタPA-AMR(ラピュタロボティクス提供)
シスメックスRAは、工場の新設・拡張のタイミングに併せ、それまで外部委託していた物流関連業務を内製化し、物流と製造を一体で最適化する取り組みを進めており、AMR採用もその流れの一環。
医療機器製造の現場では、深刻化する人手不足や生産変動への迅速な対応力が求められており、中でもパーツピッキングや搬送は、人の移動や待機時間が多く、付加価値を生みにくい工程として効率化が重要な課題となっている。効率化を進めるに際し、作業現場における安全性確保の観点からも、負荷の高い作業を省力化し、より安定した作業環境を整えることが不可欠になっていることを考慮。ラピュタのAMRを選択した。
新工場で作業者は棚前のピッキング作業に集中し、ラピュタPA-AMRが部品の搬送を自動で済ませる。
併せて、入庫時には補充機能を活用し、仮置き場に集められた格納予定部品を、格納モードに設定されたラピュタPA-AMRが指定の棚まで搬送。操作パネルに表示される棚番や部品情報に従って部品を格納することで、ピッキング前工程で歩行距離や待機時間を削減し、作業負荷の軽減と高精度な部品格納につなげる。
さらに、外部業務の取り込みに伴うパーツピッキング人員を抑制し、組み立てや検査といった、より生産性の高い工程を中心とした人材獲得・編成を進めることで、工場全体の生産性向上と柔軟な人員配置が可能になると見込む。
(藤原秀行)











