真鯛480尾、愛媛~大阪間
仮設資材のレンタルを手掛ける日建リース工業(東京都千代田区猿楽町)は2月24日、将来懸念される活魚輸送の担い手不足や輸送力低下に対応するため、鉄道を活用した活魚輸送の実証検証を2026年1月末に実施したと発表した。
活魚輸送専用コンテナ「魚活ボックス」を使用し、養殖真鯛480尾を運んだ。

輸送ルートは愛媛県宇和島市の養殖場からトラックで松山貨物ターミナル駅まで届けた上で、大阪貨物ターミナル駅までの間、JR貨物による鉄道輸送を実施。最終目的地の大阪府堺市まで再度トラックで輸送した。
輸送時間は約28時間に及んだが、到着時の魚の状態は非常に良好で品質面の有効性を確認できたと判断した。

魚活ボックスが入ったコンテナを貨車に載せる様子
魚活ボックスは活魚輸送を目的とした専用コンテナで、水容量は約1200l。エアレーションポンプで酸素を供給し、溶存酸素濃度を常時計測、規定値以下になった場合は自動で酸素を供給する。
収容量は魚種に応じて異なるが、真鯛の場合は専用かごを使うことで1台当たり約160~200尾の輸送が可能という。
電源は、固定設置時は100V電源を使用し、輸送時はバッテリー駆動に切り替える。標準仕様で約11時間、バッテリー増設により最大約33時間の輸送に対応できる。

真鯛用のかごに入った状態で到着した養殖真鯛
今後は養殖魚の安定大量輸送で持続可能な物流モデルの構築を探る。


魚活ボックスに入った状態の養殖真鯛(真鯛用のかごが20ケース入る)
(藤原秀行)※いずれも日建リース工業提供











