検品から受領完了までの作業時間をWebアプリで可視化、「特定荷主」対応を支援
日立ソリューションズは4月6日、荷役業務の際、スマートフォンのアプリケーションで複数のバーコードやQRコードを同時に読み取り、1分間で最大480件の高速スキャンを実現する「複数コード対応高速スキャン提供サービス」を4月7日に始めると発表した。
4月1日に全面施行された改正物流効率化法で、一定規模以上の貨物の発送、受領を行う製造業や流通業は特定荷主に指定され、物流業務の実態把握や改善状況の継続的な報告が義務付けられたのに対応する。
直感的に操作できるアプリを使い、荷主企業から荷役業務を受託する運輸・倉庫事業者の入出荷や検品作業で発生するデータを取得。専用のスキャナー端末は不要。
管理者向けWebアプリケーションは検品から受領完了までの作業時間を、時間帯や着荷便、作業者単位などで集計、可視化できる。
特定荷主となる企業は、委託先を含めた現場作業負荷を把握し、継続的な業務改善や入荷・入庫作業計画の管理に活用できると見込む。さらに、SCMや在庫管理などの関連システムと連携し、高度なデータ活用も支援する。
バーコードなどの高速・高精度読み取り技術を手掛けるスイスのスタートアップScandit(スキャンディット)の先進技術「MatrixScan」を活用し、複数のバーコードやQRコードを一度に読み取ることが可能。1分間に最大480スキャンが可能で、検品や入出荷作業における読み取り作業を効率化し、作業ミスの低減を後押しする。
日立ソリューションズは2020年にScanditと国内初のライセンス契約を締結し、「バーコード活用ソリューション powered by SCANDIT」を提供してきた。これまで製品の検品作業や資産棚卸、荷物登録から配達記録までの配送業務のプロセスで採用され、業務の効率化を支援している。
日立ハイテクネクサスの温度管理サービス「MiWAKERU」に採用され、温度変化を示すQRコードの読み取りなどにも活用されている。
物流現場の運用を大きく変えることなく、物流業務の実績データを容易に収集、可視化できる仕組みとして、Scanditの技術を駆使して新サービスを提供することにした。
(藤原秀行)













