製織工程の温室効果ガス排出量を3割弱削減
日本郵船と郵船商事、エレクトロニクス応用製品の開発などを手掛けるレクザム(大阪市)の3社は4月7日、再生ポリエステル繊維を使用した自動車固縛用ベルト「eco CLASPER」(エコクラスパー)を3月26日に新造自動車専用船「ELDER LEADER」(エルダーリーダー)へ本格的に導入したと発表した。
再生原糸を99.5%使用しており、既存品と比べると製織工程の温室効果ガス排出量を約28.3%削減する効果があるという。



eco CLASPER
自動車専用船で使用される固縛ベルトは使用本数が多く、石油資源の消費や使用後の廃棄処理が課題となっていた。そのため、3社は資材の環境負荷低減に向け、2022年から再生ポリエステル繊維を用いた新しい固縛ベルトの共同開発を続けてきた。
24年以降、強度・耐久性を確認するため、「CASSIOPEIA LEADER」(カシオペアリーダー)をはじめとする自社運航の自動車専用船で試作品の実運用試験を重ねてきた。
その結果、日本郵船の安全基準を満たしていることを確認し、従来品と同等の耐久性を有すると評価されたため、正式導入に踏み切った。
最初の導入船となる「ELDER LEADER」で使用する乗用車用固縛ベルトの全てにeco CLASPERを採用。日本郵船が運航する全自動車専用船(約120隻)に展開した場合、年間で約400tの温室効果ガス排出削減が見込まれるという。

ELDER LEADER(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)












