CIS諸国の物流ニーズ調査、地元鉄道と連携強化も
日本通運は8月22日、カザフスタンのアルトマイに駐在員事務所を8月1日付で開設したと発表した。同13日に現地で開所式を行った。香港現地法人の駐在員事務所の形を取っている。
同国をはじめCIS(独立国家共同体)諸国の物流ニーズ調査などを担うとともに、カザフスタン鉄道と中国~欧州間の越境鉄道輸送のオペレーション向上へ業務連携強化を図る。
開所式で日通の齋藤充社長は「東アジアと欧州をつなぐ役割を担い、物流を軸として当地の発展に寄与できるように取り組む」とあいさつした。
開所式に先立つ8月12日には、斎藤社長らがカザフスタンのロマン・スクリャール産業インフラ発展相と面談。併せてカザフスタン鉄道のサウアット・ムンバエフ社長とも会見し、両社の国際鉄道事業の発展に向けたさらなる取り組み強化について意見交換した。
カザフスタン政府要人らとの会談の様子(日本通運プレスリリースより引用)
(藤原秀行)