7月めどに完全子会社化、物流効率化や共同配送推進など図る
伊藤忠商事は4月10日、傘下で食品卸大手の伊藤忠食品に対して実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。
TOBは今年2~4月に実施。その結果、伊藤忠の伊藤忠食品株式の保有比率は開始前の52.46%から90.05%に上昇した。
伊藤忠は少数株主からの強制買い取り(スクイーズアウト)などを経て、今年7月をめどに伊藤忠食品を完全子会社化する予定。
食品卸業界は原材料費や物流費、人件費の高騰などで経営環境が厳しいため、伊藤忠が伊藤忠食品と一体的に経営できる体制へ移行し、物流の効率化と共同配送の推進を図る。
併せて、大手商社としての広範囲な顧客ネットワークと小売・流通業のノウハウを生かし、低温や冷凍などの成長領域の事業基盤強化と業務のDXも促進したい考え。
伊藤忠食品は東京証券取引所プライム市場への上場が廃止となる。
(藤原秀行)












