オリックス、パレットなど物流機器販売・レンタル大手ワコーパレットの全株を取得

オリックス、パレットなど物流機器販売・レンタル大手ワコーパレットの全株を取得

400億円前後か、物流施設開発や自動搬送ロボレンタルとの相乗効果期待

オリックスが、パレットなど物流機器の販売・レンタル大手ワコーパレット(大阪市)の全株を取得、傘下に収めたことが明らかになった。関係者によると、取得は9月に完了しており、取得額は400億円前後とみられる。

同社を傘下に収め、オリックスがグループで注力している物流施設開発や物流現場向け自動搬送ロボットのレンタルなどの事業との相乗効果を高めたい考え。近く正式発表する見通し。

ワコーパレットのウェブサイトによると、同社は1970年創立で、2019年2月期の売上高は118億円。プラスチックパレットや木製パレット、ロールボックスパレット、ネステナー、冷凍冷蔵コンテナ、ドライコンテナなど取り扱う商品は多岐にわたっている。

オリックスはワコーパレットのリソースを有効活用することで、自社の物流施設を利用する物流事業者らのニーズを満たせると期待。併せて、物流機器の販売・レンタル需要も引き続き見込めると展望しているもようだ。

オリックスは3大都市圏を中心に全国で40超の物流施設を開発している。

(藤原秀行)※写真はイメージ

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