約7億円投資、20年7月以降稼働
アイカ工業は10月16日、福島県鏡石町の福島工場に、入出荷を自動化した危険物立体自動倉庫を建設すると発表した。約7億円を投資し、稼働開始は2020年7月以降を見込む。
同工場はジョリパット(塗り壁材)やジョリエース(塗り床材)、ジョリシール・ダイナミックレジン(補修・補強材)、接着剤などの製造を手掛けており、同社化成品事業の東日本エリアにおける主要な製造拠点であると同時に、東北方面へのアクセスも備えた物流拠点としての役割を担っている。
昨今の人手不足を受け、業務を効率化・簡素化を促進するのが狙い。物流コストの抑制も目指す。制震構造を採用するなど、BCP(事業継続計画)にも重点を置いている。自動倉庫の設計とラック設備工事は村田機械が担当する。
アイカ工業は「本施設を生産立地型の在庫拠点として運用することで、化成品全体の出荷元や出荷先の見直しを行い、危険物の適地生産や最適在庫場所の確立を図る」と話している。
自動倉庫の完成予想図(アイカ工業プレスリリースより引用)
(藤原秀行)