ヤマト運輸と西東京バス、路線バスで「客貨混載」輸送の実証運行

ヤマト運輸と西東京バス、路線バスで「客貨混載」輸送の実証運行

あきる野市~檜原村間で1日1回実施、20年の本格スタート目指す

ヤマト運輸と京王電鉄グループの西東京バスは11月1日、路線バスで宅配の荷物を運ぶ「客貨混載」輸送の実証運行を同日から11月30日まで実施すると発表した。

対象路線は東京都のあきる野市~檜原村を結ぶルート。平日の1日1回、あきる野市の西小中野バス停~檜原村の数馬バス停間の25キロメートル余りで空きスペースに荷物を載せて運ぶ。利用客減少を受け、ローカル路線の利用効率を上げて維持したい西東京バスと、宅配輸送効率化を目指すヤマト運輸の思惑が一致した。

従来はヤマトがあきる野市と檜原村に宅配の荷物を届ける場合、あきる野五日市センターと同村を片道約40分かけて1日3往復してきた。路線バスを使うことで運転時間を減らし、ドライバーの負荷を減らせると見込む。

両社は課題を検証した上で、2020年に客貨混載を本格的にスタートしたい考え。


貨客混載バスの出発式


貨客混載の概要※クリックで拡大


バスの車内に荷物を搭載する様子(いずれも両社提供)
(藤原秀行)

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