JリートのGLP、神戸・六甲アイランドの物件優先交渉権を第三者から取得

JリートのGLP、神戸・六甲アイランドの物件優先交渉権を第三者から取得

高松地盤の朝日通商倉庫か

JリートのGLP投資法人の資産運用を担うGLPジャパン・アドバイザーズ(GLPJA)は1月31日、神戸市沖合の人工島・六甲アイランド内にある物件の取得に向けた優先交渉権を第三者の所有者から獲得したと発表した。

期限は2022年3月末まで。対象物件は1995年1月に完成し、延べ床面積は1万2478平方メートル。GLPJAは詳細を開示していないが、対象物件の所在地には高松市を本拠とする物流企業、朝日通商の関西支店が存在しており、支店の倉庫とみられる。

 
 

物件を所有している企業へ購入意向表明書を提出、優先交渉権を得た。GLPJAは所有企業の詳細は承諾が得られていないことを理由に詳細を開示していない。

優先交渉権の期間を2年超設定することで、不動産市況などを踏まえ、適切なタイミングで神戸の物件を所有会社から取得、GLP投資法人のポートフォリオに組み入れられるようにするのが狙いだ。

GLPJAは川崎市の東扇島エリアにある物件でも同様の「ブリッジスキーム」と呼ばれる手法を取り入れており、今後も優良なポートフォリオ拡充へ積極的に検討する構え。

(藤原秀行)

関連記事:
GLPジャパン・アドバイザーズ、資産規模拡充へ「ブリッジスキーム」活用を今後も積極的に検討
JリートのGLP、資産運用会社が川崎・東扇島物件の優先交渉権獲得

物流施設/不動産カテゴリの最新記事