小田急不動産が物流施設開発に参入、第1弾は千葉・印西

小田急不動産が物流施設開発に参入、第1弾は千葉・印西

1・2万平方メートルの用地取得、将来は投資家へ売却想定

小田急電鉄傘下の小田急不動産は2月7日、物流施設開発事業に新規参入すると発表した。

第1弾の開発案件として、千葉県印西市松崎台で1万2405平方メートルの用地を取得した。2021年夏の完成を目指し、工事を進める予定。完成後は一定期間賃貸した後、投資用不動産として売却することを想定している。

同社は従来、個人向け分譲マンションや戸建て住宅をメーンとしてきたが、事業規模拡大へ18年4月に専門部署を設け、投資用不動産の開発参入を検討してきた。今後は首都圏にとどまらず、全国で物流施設のほかにもオフィスビルや賃貸マンション、ホテルなどを投資用不動産として開発していきたい考えだ。

第1弾の開発用地は常磐道の柏ICから約27キロメートル、東関道の千葉北ICから約15キロメートル。準工業地域のため24時間稼働も可能で、同社は「飲料や食品、アパレルなどを中心としたテナントニーズが見込まれる」と説明している。


第1弾の開発用地所在地(小田急不動産プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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