倉庫床面の「地紋」読み取り記憶、自走可能
マテハン設備のジャロックは2月18日、中国・上海のロボットメーカー、マルイノベーションと日本国内の販売代理店契約を締結したと発表した。
マルイノベーションは2015年設立。AGV(無人搬送車)を手掛け、中国のEC大手、京東商城(JD.com)の物流会社京東物流やジャガー・ランドローバー、ナイキなどに採用された実績があるほか、17年には京東商城と資本提携している。
マルイノベーションのAGVは磁気テープなどを床に貼って誘導する必要がなく、搭載している高精度カメラとセンサーで周辺を監視しながら自走する。倉庫床面の「地紋」も読み取って記憶、円滑な走行に活用しているという。
2月19日に開幕する「国際物流総合展2020」にもジャロックとマルイノベーションが共同でAGVを出展する予定。
提携した両社関係者
AGVのラインアップ※クリックで拡大(いずれもジャロック提供)
(藤原秀行)