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【独自取材】商工中金とsouco、倉庫の貸し手・借り手双方の資金繰り支援

【独自取材】商工中金とsouco、倉庫の貸し手・借り手双方の資金繰り支援

つなぎ融資活用、マッチングサービス利用の不安解消図る

商工組合中央金庫(商工中金)とスタートアップ企業のsoucoは、倉庫の貸し手と借り手双方の支援強化に共同で乗り出した。soucoが展開している倉庫の空きスペースと荷主企業・物流事業者をインターネットでマッチングするサービスに関し、倉庫事業者には利用期間が満了となる前に料金を支払う一方、荷主企業や物流事業者には利用期間を終えてから料金をsoucoが回収する仕組みの利用を促進する。

商工中金とsouco、倉庫のマッチング促進で連携

提供したスペース分のキャッシュを早く確保したい倉庫事業者と、利用を終えてからゆっくり支払いたい荷主企業・物流事業者にそれぞれ配慮。資金面の不安を解消し、マッチングサービスの利用をよりアピールしていくのが狙いだ。

商工中金からsoucoへのつなぎ融資を活用し、soucoが利用料を肩代わりして倉庫事業者に支払った後、同社が実際に利用した荷主企業や物流事業者から回収する。

soucoは2017年からマッチングサービスをベータ版として提供、19年6月に正式版としての運営を本格的に開始した。「1日」や「1パレット分」といった極小単位から倉庫の空きスペースを借りられるようにしたことなどが評価され、現在は400社超がサービス登録するなど順調に需要を獲得している。

【独自取材】外部倉庫利用「1年に複数回」5割超、1000坪未満が6割強

soucoはこれまでにも、マネーフォワードグループで企業間の後払い決済・請求代行を手掛けるMF KESSAI(東京)と連携して独自の決済システムを運営。倉庫の提供者には料金の先払い、利用者には後払いを実現し、新規の取引相手でもsoucoが与信を引き受ける形で安心してサービスを使えるよう工夫している。

MF KESSAIのシステムは継続して提供するとともに、商工中金からの協力を得て、既にサービスを利用しているリピーターの企業も含めて資金繰り支援をさらに強化していく構え。商工中金も全国で物流関連企業を融資先に抱えており、soucoと連携して倉庫の有効利用などを後押ししていきたい考えだ。

(藤原秀行)

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