21年8月完成予定、一部冷凍設備も導入計画
プロロジスは3月26日、神奈川県海老名市で、食品宅配大手オイシックス・ラ・大地向けの専用物流施設「プロロジスパーク海老名2」の工事をスタートしたと発表した。当初から冷蔵倉庫として開発、入居企業の負荷軽減を図る。
地上4階建て、延べ床面積は約3万8000平方メートルの予定。完成は2021年8月を見込む。
10度帯の冷蔵倉庫とし、一部に冷凍設備も導入。BCP(事業継続計画)対応を重視し、緊急地震速報装置を活用するとともに、緊急時の荷物搬出口として3・4階にマシンハッチを設ける。
圏央厚木ICから約1・9キロメートル、海老名ICから約3・3キロメートルに位置。幹線道路の国道246号からは約200メートルと至近。20年度上半期には、約6キロメートルの地点で東名道の「(仮称)綾瀬スマートIC」が開通予定。圏央道と東名道の交差地点に近接し、関東全域をはじめ西日本方面や都心部へアクセスしやすい立地の良さが強みだ。
オイシックス・ラ・大地は全国の契約農家約4000軒から入荷した野菜や、生鮮食品を「プロロジスパーク海老名2」に集約。地域別の出荷準備のための拠点として活用する計画。プロロジスとオイシックス・ラ・大地が賃貸借契約を締結するのは今回が初めて。
「プロロジスパーク海老名2」の完成イメージ(プロロジスプレスリリースより引用)
(藤原秀行)