コロナ感染拡大で貨物専用機需要高まりに対応、臨時便など検討表明
ANA Cargoの外山俊明社長(全日本空輸上席執行役員貨物事業室長を兼務)は3月26日、自社のホームページ上で、新型コロナウイルスの感染拡大への対応に関するコメントを発表した。
外山社長はこの中で、世界的な航空旅客便の減便で貨物を運ぶベリースペースの供給が絞られ、貨物専用機(フレーター)の輸送需要が高まっていると説明。輸送能力の維持を図ると強調し、「経済活動の血流とも言える物流を止めない、という目的のため、従業員一丸となりお客さまの航空輸送ニーズに引き続き応える」との決意を表明した。
外山社長はさまざまな制約があることに言及しながらも、「出来得る限りのリソースを活用しながら、貨物臨時便・チャーター便の運航、他社との連携による買い取りスペースの増加、旅客機材による貨物便就航の検討など、輸送能力の維持に向け対応を図る」と自社の方針を明示した。
(藤原秀行)※写真はイメージ