センコーが国際物流事業拡大へ組織再編・統合し2社新設へ

センコーが国際物流事業拡大へ組織再編・統合し2社新設へ

4月1日付、東京納品代行はセンコーファッションを吸収合併

センコーは3月30日、新たな子会社として「センコー・フォワーディング」と「SENKO International Trading」(SIT)を4月1日付で新設すると発表した。

センコー・フォワーディングはセンコー国際物流事業本部の「国際フォワーディング・通関事業部」と神奈川支店・横浜営業所、名古屋主管支店・名古屋営業所、阪神支店・国際大阪営業所、同支店・国際神戸営業所の各フォワーディング事業と通関事業等を継承。国際環境の変化へ機敏に即応できるフォワーディングと国内における質の高い通関事業を強化し、海外拠点と連携したグローバルネットワークを構築するために設立する。

SITは、センコー国際物流事業本部の「貿易部」の全事業を引き継ぐ形で発足。業務領域を明確化して貿易事業に適した人材を確保することで業容を飛躍的に伸ばし、センコーグルーブにおける貿易事業領域確立の核とするのが狙いだ。

センコーグループは2021年度までの中期経営5カ年計画で、海外事業の拡大を重点施策の一つに位置付けており、2社を立ち上げて事業のグローバル化をさらに加速させる計画。

また、センコーグループでファッション・アパレル関連の物流をメーンとする東京納品代行とセンコーファッションを4月1日付で合併させると発表した。東京納品代行がセンコーファッションを吸収合併する形を取り、「東京納品代行」の社名を維持する。ファッション・アパレル関連物流の事業強化を狙う。

(藤原秀行)

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