繁忙期のみの短期利用可能にし、導入のハードル下げる狙い
中国系の物流ロボットメーカーGeek+(ギークプラス)の日本法人は4月7日、物流ロボットのシェアリングサービスを今年7月に始めると発表した。
同社のピッキング支援ロボットなどを繁忙期のみ短期間利用できるようにし、取扱量の波動へ柔軟に対応可能な環境を整備。初期費用や固定費を抑え、ロボット導入のハードルを下げるのが狙い。
モデルとして、ある大手アパレルメーカーの倉庫の事例を紹介。ピッキング支援のAGV(無人搬送機)を、商品入出荷がピークとなる12月に合わせて120台購入する必要があったのを、そのうち30台はレンタルとし、買い切りを90台に抑えることでより合理的な運用が可能になるとシェアリングの効能を説明している。
ギークプラスのロボット(同社提供)
(藤原秀行)