延べ床1・4万平方メートル、非常用発電設備導入
センコーグループホールディングスグループで低温物流を手掛けるランテックは4月7日、北九州市内で冷凍冷蔵倉庫を備えた門司支店を新築したと発表した。
2階建てで延べ床面積は1万4305平方メートル。九州道の新門司ICから3・3キロメートルで、西日本最大級のフェリーターミナルを擁する新門司港マリナクロス新門司内に位置。
冷凍冷蔵庫にはロケーション管理された約7000棚を導入したほか、荷物用エレベーター1基と垂直搬送機2基を備え、荷役効率向上を図っている。併せて、冷却設備に省エネ型の自然冷媒冷凍機を採用したほか、屋根上には容量618キロワットの太陽光発電設備を設置、連携させた蓄電池60キロワット時とともに生み出した電力を自家消費し、CO2排出量削減と地球温暖化対策を推進する。
230キロボルトアンペアの非常用発電設備を導入し、停電時でも商品を劣化させずに荷受け・仮置きできるようにするなど、BCP(事業継続計画)にも留意している。
門司支店の外観(ランテックホームページより引用)
(藤原秀行)