日本GLP、千葉・八千代のロコンド専用物流施設が完成

日本GLP、千葉・八千代のロコンド専用物流施設が完成

5・5万平方メートル、無線LAN設備を庫内に導入

日本GLPは4月9日、千葉県八千代市で靴やファッションのECを手掛けるロコンド専用の物流施設「GLP八千代Ⅱ」が完成したと発表した。

地上4階建て、延べ床面積は5万4558平方メートル。同じくロコンドの専用施設として2021年1月に完成する予定の「GLP八千代Ⅲ」から徒歩4分の場所に位置している。ロコンドは2施設を一体的に運営し、全国への商品配送拠点として活用、増大する物流業務を効率化していく計画。


「GLP八千代Ⅱ」の外観(日本GLPプレスリリースより引用)

都心部まで約30キロメートル、京葉道路の武石ICから約8・5キロメートル、東関道の千葉北ICから約11キロメートル。

「八千代Ⅱ」はさまざまな庫内オペレーションに必要な無線LAN設備を倉庫エリアに導入し、テナント企業の追加工事の期間短縮やコスト負担軽減をサポート。ファッション系ECに不可欠な「ささげ」(衣類の採寸、ウェブサイト掲載用の写真撮影と商品説明原稿の執筆)と呼ばれる工程を考慮して事務所やスタジオのスペースを広く確保している。

人手不足を考慮し、就労環境改善へ倉庫内に超大型シーリングファン「ビッグアスファン(Big Ass Fans)」を 30台以上設置して過ごしやすくするほか、女性向けのサニタリースペースを通常の2倍以上確保。通勤をサポートするため電動自転車をテナントに無償提供するほか、民間バス会社と連携し、施設の入居者だけでなく近隣住民も利用可能な路線バスを施設内に引き込む予定。

環境面でも、節水型の衛生器具やリサイクルしやすい建築資材の採用、雨水貯留槽の整備による周辺環境への負荷抑制、車両導線の工夫による地域交通への影響配慮などを施している。

(藤原秀行)

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