【新型ウイルス】東京の老舗八百屋「ツカサ」、日経専売店と連携し一般家庭向け野菜宅配を開始

【新型ウイルス】東京の老舗八百屋「ツカサ」、日経専売店と連携し一般家庭向け野菜宅配を開始

コロナの外出抑制に対応、新聞配達網活用しコスト抑制

飲食店への業務用野菜卸などを手掛ける老舗八百屋「ツカサ」を展開している司企業(東京)は4月21日、日本経済新聞の専売店「ニュースサービス日経(NSN) 都立大学」と連携し、東京・目黒区エリアで一般家庭向けに野菜の宅配サービス「NIKKEIマルシェ」を3月に開始したと発表した。食に関するさまざまなイベントなどを企画しているFRIDGE(同)の協力を得た。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出を抑制している人の宅配需要に対応するのが狙い。メーンの飲食店向け野菜の需要が利用客減少などで減っているのをカバーしたい思惑もありそうだ。

宅配は日曜・祝日を除き、前日の午後6時までに受け付けた注文に基づいて、翌日の午後2~6時に配送している。注文はLINEやファクスで受け付け、1000円以上の購入で送料無料。

司企業が東京の大田市場を中心に仕入れた野菜を自社便でまとめて専売店に運んだ後、専売店からNSNの車両で各家庭へ届けることで配送コストを低減。配達周辺エリアであれば日経購読者以外にも配達する。同社は新聞配達のノウハウとネットワークを活用して安定かつ迅速な配達を売り物にし、年内に東京23区全域へ拡大する計画。その後は東京や首都圏全域も視野に入れている。


ツカサの野菜宅配イメージ(司企業提供)

(藤原秀行)

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