大会組織委と都が決定
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会と東京都は4月20日、「輸送連絡調整会議」を書面で開催した。
新型コロナウイルスの感染拡大で両大会が2021年7~9月まで1年間延期されたのを受け、渋滞解消へ大会開催期間などに合わせて実施を予定していた首都高の通行料金変動や東京港コンテナターミナルのゲートオープン時間拡大などの施策を1年間先延ばしすることで合意した。
通行料金は夜間を5割引きとする一方、昼間は物流関係車両などを除いて1000円上乗せすることで、交通量の平準化を図る計画。内容はそのままで、適用期間を21年の7月19日から9月5日まで(8月10~23日を除く)に変更した。今後、関係自治体の議会承認などの手続きをあらためて進める。
高速道の入り口閉鎖や本線料金所の車両流入調整、大会会場周辺の交通規制、鉄道の追加運行なども1年間先送りする。
(藤原秀行)