倉庫内の棚卸しや商品輸送の完全自動化目指す
センシンロボティクスとドローン(無人飛行機)の開発・製造を手掛ける自律制御システム研究所(ACSL)は4月23日、物流などBtoB業界向けにドローンを活用した各種ソリューションを提供するため、業務提携したと発表した。
センシンロボティクス、住友商事の物流施設でドローン警備・点検を実験
第1弾として、センシンロボティクスの自動航行システム「SENSYN FLIGHT CORE(センシン・フライト・コア)」とACSLの高性能ドローンを組み合わせ、倉庫内の棚卸しや屋外での商品輸送のドローンによる完全自動化を目指す。インフラ設備などの点検にも活用を見込む。
ドローンの自律飛行や自動離着陸を実現できるのに加え、飛行中や飛行後のフライト実績のデータ管理、カメラなどのセンサーデータ管理を一元的に行えるようになるのが強み。
ACSLのドローン(左)とセンシンロボティクスの自動航行システムを連携させる(両社提供)
(藤原秀行)