28℃以下で自然凍結、最長4時間持続と想定
東亜産業は5月29日、冷却効果を持つ素材「PCM（Phase Change Material）」を活用したクールベスト「コールドアーマーPCMベストALL」と「コールドアーマーPCMベストHALF」を5月27日に発売したと発表した。
価格は前者が9980円、後者が6980円（いずれも税別）。
PCMは28℃以下で凍結し、凍った部分に触れることで冷却効果を発揮する特殊な素材。食品輸送用の梱包材などに使われている。
同社はこの特性をクールベストに取り入れ、外作業やアウトドア、野外イベントなど、夏の暑さ対策に効果的なアイテムに仕上げている。夏場の倉庫や建設現場で暑さ対策として利用することを想定している。
フレキシブルな本体構造を採用し、さまざまな体格にフィットするよう配慮。自由自在にサイズ調整が可能で、フリーサイズは一般的なMサイズからXLサイズまで対応可能（胴囲約74c～102cm／胸囲約88c～103cm）。
野外作業やアウトドアレジャー、建設現場の作業員、交通整理、サイクリング、登山など、さまざまなシーンで使えると見込む。
最長4時間の冷却効果を実現。PCM素材は28℃以下の環境下で自然凍結し、水に濡らして速攻冷却。約20分水に浸すことで冷却機能が復活する。
厚さ15mm弱の薄型設計で、インナーとしても着用できる。フレキシブルな可動構造と31個のPCMパックの計算された配列により、ベストが身体にしっかり合い、安定した冷感を実現する。
「コールドアーマーPCMベスト」は、電動ファン付きの空調ベストの課題だった着膨れや熱風が内部にこもることを解消。充電不要で手軽に使えるようにしている。
■「コールドアーマーPCMベストALL」＆「コールドアーマーPCMベストHALF」詳細
（藤原秀行）※いずれも東亜産業提供
