【動画】商船三井、スチールコイル輸送時の固縛用新素材を開発

【動画】商船三井、スチールコイル輸送時の固縛用新素材を開発

安全・簡単に組み立て、繰り返し使用可能に

商船三井は4月22日、スチールコイルをコンテナ輸送する際の固縛用新素材「MOL COILPORTER(コイルポーター)」を5月に提供開始すると発表した。

同社と商船三井テクノトレードが共同開発し、商船三井近海や宇徳、商船三井ロジスティクスも協力した。従来は熟練した木工が木材で固縛するのが一般的だったが、新素材は硬さと粘りの両方を備えたカネカ製の発泡素材「エペラン」を取り入れ、敷材とコイルの接触によるダメージを軽減。大幅な軽量化にも成功した。誰でも安全かつ簡単に組み立てられる上、繰り返し使うことが可能でリサイクルにも対応している。

商船三井ロジスティクスは国際物流で、東南アジアを中心に、自前では船舶を持たず他の船会社や航空会社を使って貨物輸送を行うNVOCC事業に注力している。スチールコイルなどの鋼材輸送も手掛けているため、新素材を積極的に活用して輸送品質を高め、同事業の差別化につなげたい考えだ。ONEエクスプレスとのトライアル輸送を通じて、同社の包括輸送承認を取得済みという。


「MOL COILPORTER」(商船三井ロジスティクスプレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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