生鮮品ECサイトの受け取り用ボックス開放、コロナ拡大下で経営サポートと自社の品ぞろえ拡充目指す
クックパッドは4月24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、飲食店や総菜店向けに非対面で商品を販売可能なテイクアウト・宅配システムを同30日から提供すると発表した。
同社が展開している生鮮品のECサイト「クックパッドマート」の受け取り用専用宅配ボックス「マートステーション」に、飲食店などが商品を1品から持ち込めるよう開放する。注文を締め切った後、当日の午後5時までに出店する飲食店などが選択した指定のマートステーションに商品を納める仕組み。
初期費用や固定費は不要で、マートステーションで売れた場合は商品販売価格の10%(税別)を手数料としてクックパッドが受け取る。クックパッドは新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が厳しい飲食店や総菜店を積極的にサポートするとともに、自社のECの品ぞろえを拡充して利便性を高め、利用件数を伸ばしていきたい考え。
新たな宅配システム提供
マートステーション(いずれもクックパッド提供)
(藤原秀行)