1・4万平方メートル、現地企業などの倉庫ニーズ獲得目指す
シーアールイー(CRE)は5月12日、ベトナム北部のハイフォンで開発に参画していた物流施設「VSIPハイフォン倉庫Ⅲ」が4月29日に完成したと発表した。
新倉庫は平屋建てで、延べ床面積は1万4286平方メートル。1区画を2200平方メートルと設計し、複数テナントが利用可能。CREがベトナムで開発・運営に携わった物流施設としては3棟目となる。
CREはベトナムの子会社とシンガポール政府系でインフラ開発などを手掛けるSembcorp Development(セムコープ・デベロプメント)グループが連携し、ベトナムで物流施設事業に参入。セムコープが同国の工業団地内で開発した2棟の運営に参加している。新倉庫を含む3棟の総延べ床面積は4万3565平方メートルに達した。
ベトナムは今後も経済成長が見込まれているため、日本で培った開発ノウハウを生かし、現地企業などの倉庫ニーズを着実に獲得していきたい考えだ。
「VSIPハイフォン倉庫Ⅲ」の外観(CRE提供)
(藤原秀行)