希望者の平均賃金30%上限に無利子で融資、生活を支援
低温物流などを展開している北王流通(東京)は5月12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全従業員を対象とした「コロナ緊急貸付制度」を4月に創設したと発表した。
感染拡大で経済情勢が厳しくなる世帯が出ることを想定し、希望者の平均賃金の30%を上限に無利子で融資を行い、生活を支援するとともに雇用を維持するのが狙い。
同社の制度運営責任者は「雇用を守るため、役員報酬の減額や無駄のない徹底的な配送コース削減とシフト調整を進めているが、従業員の皆さんにはそれが収入減少という形で(影響が)表れていることは間違いない。少しでも従業員の皆さんの生活を支えるべく、この制度を創設した」と狙いを説明している。
(藤原秀行)