全ト協がトラック運送業界向けガイドライン公表
全日本トラック協会は5月14日、トラック運送業界向けの新型コロナウイルスの感染予防対策に関するガイドラインを公表した。
講じるべき対策として、経営トップが率先し、対策の策定・変更を検討する体制を整えることを明示。従業員の体温測定やテレワークの実施、自家用車や自転車による通勤なども列挙するとともに、点呼の際は適切な距離を保ち、運行管理者とドライバーの間にアクリル板や透明ビニールカーテンを設け、換気も徹底して「3つの密」が発生しないよう努めることなども求めている。
また、アルコール検知器はこまめに除菌したり、同じものを使い回さず車両に備えられている携帯型のものを活用したりすることを提案している。
車両の運行中は、従業員が2人以上同乗する場合にマスクの着用を徹底し、荷物の受け渡しや荷役の際はマスクや手袋を使用。荷積み前や荷下ろし後は社内の消毒に努めるようアドバイスしている。
従業員が万が一感染した場合は、保健所や医療機関の指示に従うとともに、所管の地方運輸局にも連絡するよう求めている。
(藤原秀行)
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