鹿児島の大東海運産業、特別清算開始を決定

鹿児島の大東海運産業、特別清算開始を決定

東商リサーチ発表、負債64億円

東京商工リサーチが5月20日発表したところによると、船主業の大東海運産業(鹿児島市)が5月1日、鹿児島地裁から特別清算開始の決定を受けた。負債総額は2019年5月期決算時点で約64億円という。

海運会社向け傭船や台湾からの鋼材輸送を展開してきたが、海運市況の悪化や燃料費高騰などが経営を圧迫。近年は事業譲渡や資産売却を進めていたが抜本的な収益改善には至らず、19年5月期に約57億円の債務超過に陥り、同12月の株主総会で解散を決議していた。

(藤原秀行)

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