コロナで旅客減、運転資金確保狙い
ANAホールディングス(HD)は5月28日、日本政策投資銀行(DBJ)から最大3500億円を借り入れると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅客減少を受け、運転資金を確保しておくのが狙い。6月29日までに複数回に分けて融資を受ける。ANAHDは「長期の借り入れ」と説明しているが、具体的な返済期限や利率は開示していない。
ANAHDは既に民間金融機関とあらかじめ定められた範囲で融資を受けられるコミットメントラインを設定するなど、資金確保に奔走している。
(藤原秀行)